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大阪の重量屋のつぶやき
油圧ジャッキ
昔から職人の業界では『仕事は目で盗め』と言われております。
口で説明するよりも自分で試行錯誤しながら身に付けた技能の方が為になる訳ですが、若い人の中には間違って習得している人もいますので、ここで基本的な事についてのみ書いてみようと思っております。
あくまで私個人の考えなので何ら保証するものではありませんしいつまで続くかわかりませんが、一個人のつぶやきと思って下さい。
私たちが良く使う油圧爪ジャッキ、重たい物を浮かせる(持ち上げる)道具なのですが、爪で持ち上げる場合、上限がある事を知らない人もいるようなので書いてみます。
左の写真は私が良く使うイーグルジャッキです。
頭部分で10トン、爪の部分で5トンまで持ち上げられます。
当然あるところまで上げるとハンドルにエアーが噛んだような手応えのないスカスカ状態になります。
そうなると能力ギリギリの物を上げている時などジャッキのシリンダーが曲がったり、パッキンがいかれてオイル漏れするようになります。
ではどこが限界なのか?
写真の真ん中あたり、黒い矢印線に白抜きで「STOP」と書いているのがわかるでしょうか?
ここが上昇限界の目安になります。
沢山お金があって、いくらでも道具を買える方には必要のない話かもしれませんが、一つの知識として知っておいて損はないと思いますので参考にして下さい。
特に道具を間違わないために色を塗っている方、是非この部分は色を塗らない事をおススメ致します。
えっ!「そんな事は当たり前や!!」と言われる方、失礼いたしました。m(_ _)m
2015/03/30